
立小学校を志望する家庭が年々増加する状況のもと、受験準備のための「お教室」は、大変多くなりました。老舗と言うべき大手の教室、個人の先生の教室、また、小学校受験を新しい産業として捉え、異業種から参入する新規教室など、特にここ数年は増加の一途をたどっています。そして、それぞれの教室が特色を出し、親のニーズに上手く応えてくれている・・・そんな時代がやってきました。
また、多くの私立小学校が独自のホームページを持つ時代になり、ひと時代前よりはさまざまな情報が開示されるようになりました。
同時に、小学校受験に関する多くのサイトによって、多方面からの受験へのサポート体制が整い、学校や考査にそのものに関する単純な疑問や不安は、提供される情報量に比例して、比較的解決のしやすい時代になったと思います。
しかし、こんなに「子供の受験準備」には熱が入り、いろいろな教室があるのに、その子供達をサポートし、子供達とともに受験に取り組む「ママ達のためのサポートの場」は、どうしてないのでしょうか?
確かに、公的な機関での育児相談や、医療面での相談の場はあっても、「小学校受験」という非常にコアな世界、特殊な状況の中での悩みや不安に、適切かつタイムリーに答えてくれる・・・そういうところは極めて少ないのが現状です。
豊富な情報をより深く読みとろうとすれば新しい疑問は湧いてきますし、もっと厄介な悩みである心の問題、いわば「迷い」「精神的な不安」という類の繊細な問題は、どんな情報によっても解決されません。
学校受験・・・それは、やはりまだまだ特別な世界です。
受験に向かう家族が、真面目に、一生懸命に準備に取り組めば取り組むほど、この世界をよく知らない人達の目には奇異に映り、それらの家庭は「好奇の色眼鏡」で見られます。そういう現実が、まさに「お受験」などという揶揄を込めた造語を生み出したのでしょう。
幼稚園や保育園での心無いうわさ、受験をする家庭への誹謗中傷、ちょっと小耳に挟んだ受験のあらたな情報、通っている幼児教室の先生の何気ないひと言、教室の中での探りあい・・・ママ達の不安の原因は、受験準備をするご家庭の、日常生活のどこにでもありますね。時には、夫や舅、姑の言葉さえ、お母様を傷つけたり、不安を煽ったりする原因にもなるものです。
それでもママ達は、我が子とともに、来るべき受験の時期に向かって、健気に準備に励まなくてはなりません。我が子を見守り、支え、そして応援する・・・本当の応援を必要としているのは、子供達ではなく、ママ達のほうだ、と言っても過言ではないでしょう。
* 我が子に小学校受験をさせてみよう、と思い立ったものの、どうすれば良いのか前が見えない。
* 準備は始めたものの、なぜか行き詰まってしまった。
* 子供の準備は順調だけれど、今ひとつ、お母様の不安や疑問は解消されない。
* 受験は諦めたくないけれど、どうも子供の様子が気にかかる時。 などなど・・・
私は、長年、小学校受験に関わってきた専門家として、また、私立校育ちの二児の母として、私自身、私立校で教育を受けた一人の女性として、悩めるお母様方の良きアドバイザー、良き相談相手でありたい、と考えています。
そして、一人一人のお母様方には、愛するわが子のために、是非「おひさまのような笑顔」で存在していただきたい! なぜなら・・・お母様の笑顔こそが、子供にとっての最良の環境なのですから。
小学校受験のためのアドバイスは、子供のペーパーを解くための How to や、考査のテクニック、だけではありません。もっともっと目に見えない、人の気持ち、心への「手当」・・・それが何より大切だと私は考えてます。
